クリーク・アンド・リバー社は中期計画の目標営業利益を一年前倒しで達成の見込みに

ビジネス 万年筆 メモ

■業績予想を増額修正し2月通期の営業利益は従来予想から12%増増加

 クリーク・アンド・リバー社<4763>(東1)は9月30日の15時、第2四半期累計期間(2021年3~8月)と2月通期(21年3月~22年2月)の連結業績予想の増額修正を発表し、営業利益は、第2四半期累計の予想を従来予想比31.3%増の21.0億円の見込みとし、2月通期の予想は同12.3%増の32.0億円の見込みとした。これにより、2月通期の営業利益は、21年4月に発表した「中期経営計画」における23年2月期の目標利益額となり、一年前倒しでの達成を見込むことになった。

 第2四半期累計期間は、前期から取り組んできたDX(デジタルトランスフォーメーション)化をさらに進め、生産性向上及び業務効率化を推進してきた。クリエイティブ分野(日本)及び医療分野を中心に、プロフェッショナル領域におけるプロデュース事業、エージェンシー事業が順調に推移したことに加え、ライツマネジメント事業も着実に伸長した。

 親会社株主に帰属する当期純利益は、第2四半期累計期間の見通しを従来予想比28.6%増の13.5億円の見込みとし、2月通期の予想は同11.4%増の19.5億円の見込みとした。

 利益率の高いプロデュース事業、ライツマネジメント事業が大きく伸長した一方で、グループ全体で取り組むコスト削減への取組みや働き方の見直しなどが奏功し、売上高の伸び以上に利益項目が伸長し、期初の予想を上回る見通しとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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