【株式市場】日経平均は一時616円安、NY株安に加え中国の電力不足の影響など懸念される

◆日経平均は2万8861円83銭(590円83銭安)、TOPIXは1989.01ポイント(41.15ポイント安)、出来高概算(東証1部)は6億8386万株

 10月1日(金)前場の東京株式市場は、日経平均が217円安で始まった後、やや戻した程度で次第に下げ幅を広げ、前引けにかけて615円57銭安(2万8837円09銭)まで下押した。NY株が連邦政府の財源を巡る協議難航などで大きく下げたのに加え、中国で電力不足による製造業への影響に懸念が拡大。朝方は反発したファナック<6954>(東1)なども中盤から下落し、この日から日経225採用の任天堂<7974>(東1)は次第安。一方、東証マザーズ指数は小高い。

 パイプドHD<3919>(東1)がMBO(経営陣による買収)などで急伸。楽天G<4755>(東1)は楽天銀行の上場準備発表が好感され活況高。富士ソフトSB<6188>(東2)は長崎県警からの特殊詐欺コールセンター業務受託など好感され一段高。霞ヶ関CP<3498>(東マ)は物流事業の合弁会社など材料視され大きく出直り、かんなん丸<7585>(JQS)は「宣言」解除による回復への期待で2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は6億8386万株、売買代金は1兆7888億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は171銘柄、値下がり銘柄数は1958銘柄。

 また、東証33業種別指数で値上がりした指数は、鉱業の1業種のみにとどまった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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