【株式市場】前場の日経平均は309円安、為替介入への警戒など漂う中、石油株や不動産株など高い

◆日経平均は3万2681円31銭(309円77銭安)、TOPIXは2368.77ポイント(14.61ポイント安)、出来高概算(東証プライム)はSQ算出にともなう売買が加わり9億7959万株

 9月8日(金)前場の東京株式市場は、米NASDAQの続落や為替介入への警戒感などから半導体関連株が一部を除いて続落模様となり、鉄鋼、大手商社、海運株も一進一退の域を出ず、自動車株も9月末に株式分割を行うホンダ<7267>(東証プライム)を除くと重い値動きとなった。一方、このところの原油高、ガソリン高を受けて出光興産<5019>(東証プライム)などは続伸、木材チップ高報道などで王子HD<3861>(東証プライム)なども高い。三菱地所<8802>(東証プライム)は17日続伸など不動産株も堅調。日経平均は74円安で始まり、先物、オプションの「ラージSQ」算出に絡む売買注文が売り越しだったようで午前9時40分にかけて一時455円50銭安(3万2535円58銭)まで下押したが、その後は持ち直して推移した。

 ビューティガレージ<3180>(東証プライム)が四半期好決算など好感されて一段高。ラクスル<4384>(東証プライム)は業績予想の増額も好感されて急伸。ハブ<3030>(東証プライム)はラグビーW杯フランス大会の開幕が言われて出直り拡大。マリオン<3494>(東証スタンダード)は賃料収入益を還元する不動産証券化商品好調とされ一段高のストップ高。ALiNKインターネット<7077>(東証グロース)はNTTドコモのスマートフォン向けサービスに天気予報専門メディアの提供開始など材料視されストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は9億7959万株、売買代金は2兆4908億円。プライム上場1834銘柄のうち、値上がり銘柄数は407銘柄、値下がり銘柄数は1344銘柄。

 東証33業種別指数は5業種の値上がりにとどまり、電力ガス、証券商品先物、石油石炭、パルプ・紙、医薬品、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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