【株式市場】為替に不透明感あり日経平均は持ち直すが3日ぶりに反落

株式

◆日経平均の終値は1万6654円60銭(81円75銭安)、TOPIXは1338.68ポイント(4.72ポイント安)、出来高概算(東証1部)は17億3082万株

チャート6 23日後場の東京株式市場は、円高基調の一服などによりトヨタ自動車<7203>(東1)日立製作所<6501>(東1)が一段持ち直す始まりとなり、日経平均も前引けの182円安に対し13時過ぎには44円85銭安(1万6691円50銭)まで回復する場面があった。ただ、全般は材料株の個別物色が中軸になり、3売買日ぶりに反落。出来高・売買代金は今ひとつ盛り上がりに欠ける印象だった。ただ、東証2部指数、マザーズ指数、日経JASDAQ平均は小高い。

 新日本科学<2395>(東1)がゴールデンウイーク直後の4日連続ストップ高に続いてファイザー社とのロイヤリティ契約などの材料再燃となり急伸し、タカラトミー<7867>(東1)は業績好転などが言われて出直り拡大。アライドテレシスホールディングス<6835>(東2)は製品連携によるネットワークセキュリティの強化ソリューションの提供などが好感されて急伸。ユナイテッド<2497>(東マ)はスマートフォンゲームの協業などが材料視されて急伸ストップ高。アエリア<3758>(JQS)はオンラインゲームのダウンロード数拡大などが好感されて急伸。

 東証1部の出来高概算は17億3082万株(前引けは8億6345万株)、売買代金は1兆7092億円(同8444億円)。1部上場1953銘柄のうち、値上がり銘柄数は773(同436)銘柄、値下がり銘柄数は1018(同1384)銘柄。

 また、東証33業種別指数は10業種が値上がり(前引けは全33業種が値下がり)し、値上がり率上位の業種は、海運、証券・商品先物、ゴム製品、銀行、石油・石炭、精密機器、倉庫・運輸、機械、情報・通信、などとなった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AIとベイジアンネットワーク解析で165項目を抽出、複雑な因果関係を構造化  大正製薬は11月2…
  2. ■Blackwell GPU2140基で研究競争力を拡大  NVIDIA(NVDA:NASDAQ)…
  3. ■銀座の呉服店「むら田」店主・村田あき子の語りをまとめた書籍  KADOKAWA<9468>(東証…
2025年12月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
293031  

ピックアップ記事

  1. ■日銀イベント通過で円高前提、紙・パ株が師走相場の主役候補  今週のコラムは、日銀の金融政策決定会…
  2. ■FOMC通過も市場は波乱、金利と為替に残る違和感  FRB(米連邦準備制度理事会)のFOMC(公…
  3. ■眠れる6900トンの金が動き出す、「都市鉱山」開発でリデュース株に追い風  今週の当コラムは、金…
  4. ■天下分け目の12月10日、FRB利下げで年末相場は天国か地獄か?  天下分け目の12月10日であ…
  5. ■AI・データセンター需要拡大に対応、測定能力は従来比最大2倍  リガク・ホールディングス<268…
  6. ■売り方手仕舞いで需給改善が後押し  師走相場では、リスクの大きい銘柄であっても、逆日歩のつく信用…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る