【株式市場】日経平均は朝方の95円安から持ち直し米中会談など受け一時184円高

株式市場 東京証券取引所 株価

◆日経平均は2万9841円26銭(64円46銭高)、TOPIXは2056.37ポイント(7.85ポイント高)、出来高概算(東証1部)は6億147万株

 11月16日(火)前場の東京株式市場は、円安など映してトヨタ自<7203>(東1)が続伸ジリ高となり連日最高値を更新、ソニーG<6758>(東1)や半導体関連株はNY株の全般反落を映して小安く始まったが、ほどなく堅調になり強含んで推移。日経平均は小安く始まったが、午前9時半頃の95円55銭安(2万9681円25銭)を下値に持ち直し、11時前からは一時急伸し184円13銭高(2万9960円93銭)まで上げる場面があった、米中トップ会談が始まり、中国株が高いため安心感が台頭とされ、ファーストリテ<9983>(東1)、第一生命HD<8750>(東1)などが一段と上げた。

 三菱UFJ・FG<8306>(東1)が出直りを強め、大幅増益の四半期決算に加えて業績予想の増額、増配、自社株買い、消却、の同時発表に驚愕感すら聞かれ、株価意識に目覚めたのではないかとの見方も。ソーダニッカ<8158>(東1)は大幅増益の四半期決算に増配、自己株式の取得、消却、「プライム市場」の基準充足への取組を発表し急伸。アサヒペン<4623>(東2)は自社株買いも発表し急伸。日本情報クリエイト<4054>(東マ)は純利益の大幅増など好感されストップ高。アルファクス・フードS<3814>(JQS)は9月決算の大幅改善と今期の一段回復予想など好感されストップ高。

 東証1部の出来高概算は6億147万株、売買代金は1兆3868億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は1220銘柄、値下がり銘柄数は825銘柄。

 また、東証33業種別指数は23業種が値上がりし、保険、鉱業、輸送用機器、卸売り、ゴム製品、小売り、電気機器、繊維製品、建設、その他金融、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る