【株式市場】日経平均は一時268円高まで上げ米金利反落など好感

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万9500円57銭(197円91銭高)、TOPIXは2025.88ポイント(6.76ポイント高)、出来高概算(東証1部)は5億1030万株

 11月25日(木)前場の東京株式市場は、米国金利の上昇一服などが好感され、三菱商事<8058>(東1)などの大手商社株が朝寄りから総じて堅調に推移し、日本製鉄<5401>(東1)は中盤から堅調。INPEX<1605>(東1)などの石油資源株も高い。NYダウは小反落だったものの、株価指数の先物にはリバウンド狙いの買いがあるとされ、日経平均は167円高で始まった後午前10時過ぎに267円76銭高(2万9570円42銭)まで上げた。一方、半導体株は総じて重く、海運株などは軟調なため日経平均も前引けは上げ一服となった。

 東洋電機製造<6505>(東1)が波力発電に関する日刊工業新聞の報道を好感とされてストップ高。マーケットエンタープライズ<3135>(東1)は中古農機のEU輸出に加え日本生命との連携事業も材料視されて急反発のストップ高。カーチスHD<7602>(東2)は新事業(リースバック事業)開始など好感されストップ高。フィット<1436>(東マ)は自然エネ企業の子会社化など好感され急伸。三ッ星<5820>(JQS)は業績一段上振れ期待などで活況高。

 新規上場のスローガン<9253>(東マ)は買い気配で始まり、午前10時36分に1800円(公開価格1200円)で初値がつき、その後2140円まで上げて前引けは2085円。

 東証1部の出来高概算は5億1030万株、売買代金は1兆1153億円。1部上場2183銘柄のうち、値上がり銘柄数は1091銘柄、値下がり銘柄数は925銘柄。

 また、東証33業種別指数は24業種が値上がりし、証券商品先物、鉱業、卸売り、石油石炭、電力ガス、非鉄金属、陸運、繊維製品、精密機器、医薬品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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