【株式市場】日経平均は583円高、後場は指数を上げたいような買いも入ったようでバブル相場後の高値を更新

◆日経平均は3万6546円95銭(583円68銭高)、TOPIXは2544.92ポイント(34.89ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は14億8464万株

 1月22日(月)後場の東京株式市場は、前場に続いて半導体関連株が日経平均を牽引する展開になり、アドバンテ<6857>(東証プライム)は高値もみ合いに転じたがレーザーテック<6920>(東証プライム)やSCREENホールディングス<7735>(東証プライム)が一段ジリ高となり、NTT<9432>(東証プライム)や三菱重<7011>(東証プライム)も一段ジリ高などTOPIX(東証株価指数)型の連動銘柄への買いも活発化の様子。終盤は第一生命HD<8750>(東証プライム)やファーストリテ<9983>(東証プライム)などの上げが目立った。日経平均は409円高で始まり、14時過ぎまで上げ幅500円台前半で推移したが、終盤に一段と上げて3万6500円台に乗り、終値も3日ぶりにバブル相場崩壊後の高値を更新した。

 後場は、空圧機器で中国景気の影響大とされるSMC<6273>(東証プライム)が一段ジリ高となり市場心理に安心感との見方があり、旧・日立国際電気系のKOKUSAI ELECTRIC<6525>(東証プライム)も一段と上げて上場来高値を更新。ブレインパッド<3655>(東証プライム)は生成AI関連事業や12月決算の上振れ期待など言われ一段高。鳥越製粉<2009>(東証スタンダード)は後場寄りから一段と上げ「モノ言う株主」接近の情報。日本エコシステム<9249>(東証スタンダード)は新設する株主優待が利回り15%相当になることなどで気配値のまま大引けまでストップ高。グッピーズ<5127>(東証グロース)はメドレー<4480>(東証プライム)からのTOB(株式公開買付)で終日買い気配のままストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は14億8464万株(前引けは7億6814万株)、売買代金は4兆2147億円(同2兆2552億円)。プライム上場1658銘柄のうち、値上がり銘柄数は1472(前引けは1393)銘柄、値下がり銘柄数は166(同242)銘柄。

 東証33業種別指数は石油石炭、パルプ紙を除く31業種(前引けは28業種)が値上がりし、値上がり率上位は、不動産、保険、ゴム製品、、建設、証券商品先物、電気機器、電力ガス、情報通信、機械、陸運、その他金融、金属製品、非鉄金属、倉庫運輸、銀行、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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