アルコニックスが回復強める、「つながる車で特許紛争」と伝えられ「経済安保」の重要性を再認識

銘柄フラッシュ

■新株発行増資に全体相場の下げ重なり調整大きかったが回復基調

 アルコニックス<3036>(東1)は12月9日、堅調に始まり、取引開始後は1255円(50円高)まで上げて回復を強めている。レアメタル・レアアースで知られる商社機能と製造業を融合した非鉄金属の総合企業で、業績は好調。「つながる車で特許紛争、米社、トヨタ・ホンダを提訴」(日本経済新聞)と伝えられ、自動車用希少金属などを巡る「経済安保」の重要性が再認識され、同社への注目が再燃したとの見方が出ている。

 11月24日に手取概算額で最大76億3465万円を調達する新株式発行などを発表し、折悪しく新型コロナ「オミクロン」への警戒感から日経平均が大きく下げ始めた初日に当たり、新株発行増資に特有の、発行株数の増加を織り込む調整が増幅される形になったが、12月3日の1149円を下値に回復基調となっている。調達資金は、次世代事業発掘などを目的とするコーポレートベンチャーキャピタルファンド(CVCファンド)向け資金や設備投資資金に充当する。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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