【株式市場】個別物色が活発で日経平均は後場一段安だが2万円を保つ

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万112円12銭(427円67銭安)、TOPIXは1620.36ポイント(31.73ポイント安)、出来高概算(東証1部)は24億1772万株

チャート14 6日後場の東京株式市場は、ギリシャ問題を受けた下げ相場に乗じて「円買い・日経平均の先物売り」といった異市場間トレードが見られたようで、日経平均は一段安となり、14時前に527円56銭安(2万12円23銭)まで下げる場面があった。中国株が政府の株価対策にもかかわらず朝方を除いて伸び悩んだことも影響したようだ。ただ、終盤は野村ホールディングス<8604>(東1)が堅調転換など証券株や銀行株の回復が目立ち、相場回復に期待を残した。

 後場は個別物色の色彩が強まり、グリーンランドリゾート<9656>(東2)カワセコンピュータサプライ<7851>(東2)が「明治日本の産業革命遺産」やマイナンバー制度などに期待とされて後場もストップ高を続け、デザインワン・ジャパン<6048>(東マ)は3日発表の四半期決算や通期予想の増額を好感して一時ストップ高。不二ラテックス<5199>(JQS)は増産報道などが材料視されてストップ高。

 東証1部の出来高概算は24億1772万株(前引けは10億7216万株)、売買代金は2兆5314億円(同1兆65億円)。1部上場1887銘柄のうち、値上がり銘柄数は118(同305)銘柄、値下がり銘柄数は1725(同1492)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値下がり(前引けは空運1業種のみ値上がり)し、値下がり率の小さい業種は鉱業、空運、医薬品、水産・農林、電力・ガス、証券・商品先物、などだった。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る