【株式市場】日経平均は後場低調で15円安、海外勢Xマス休暇に加え東京でもオミクロンと伝わる

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万8782円59銭(15円78銭安)、TOPIXは1986.78ポイント(2.65ポイント安)、出来高概算(東証1部)は盛り上がらず7億4672万株

<新規上場7銘柄のうちエフ・コードはS高気配のまま初値つかず>

 12月24日(金)後場の東京株式市場は、欧米系投資家にXマス休暇が多く、米国24日の取引は休場とあって売買が盛り上がらず、前場上場来高値に進んだレーザーテック<6920>(東1)などの半導体関連株は一進一退に転換。ソニーG<6758>(東1)も堅調だが低空飛行。東京都で新型コロナ「オミクロン株」感染者が出た模様と伝わり、個別物色の印象。日経平均は30円11銭高で始まった後ほぼ同水準のまま小動きを続け、14時過ぎから小安くなり4日ぶりに反落した。

 後場は、エフテック<7212>(東1)が中盤から急伸し、「連結子会社における生産能力増強(設備投資)」の発表が買い材料視され、イソライト<5358>(東1)はTOB(株式公開買付)で大引けまで買い気配のままストップ高。川崎近海汽船<9179>(東2)は昼前に業績・配当予想の大幅増額など発表し急動意となって再び一段高。サイジニア<6031>(東マ)は引き続き株式分割が好感されて2日連続大幅高。上場2日目の三和油化<4125>(JQS)は2日続けてストップ高。

 7銘柄が新規上場となり、エフ・コード<9211>(東マ)は買い気配のままストップ高に達し初値がつかなかった。Green Earth Institute<9212>(東マ)は公開価格と同値で初値をつけたあと次第高となりストップ高。初値が公開価格を上回った銘柄はサスメド<4263>(東マ)、CS-C<9258>(東マ)、タカヨシ<9259>(東マ)。一方、初値が公開価格を下回った銘柄は長栄<2993>(東2)、ニフティライフスタイル<4262>(東マ)の2銘柄だった。

 東証1部の出来高概算は盛り上がらず7億4672万株(前引けは3億9209万株)、売買代金は1兆6166億円(同8726億円)。1部上場2184銘柄のうち、値上がり銘柄数は884(前引けは1037)銘柄、値下がり銘柄数は1173(同991)銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種(前引けは11業種)が値上がりし、値上がり業種は、機械、ガラス土石、電機機器、精密機器、非鉄金属、金属製品、輸送用機器、ゴム製品、だった。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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