【株式市場】前場の日経平均は283円高、NY最高値など好感するが円高のため重い銘柄ありTOPIXは小安い

◆日経平均は3万8669円57銭(283円84銭高)、TOPIXは2723.69ポイント(7.19ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は9億9366万株

 5月16日(木)前場の東京株式市場は、NY株式市場でダウ平均、S&P500種、NASDAQ総合指数がそろって最高値を更新したため買い安心感が強まり、東京エレク<8035>(東証プライム)などの半導体関連株が上げたほか、北米景気への期待から任天堂<7974>(東証プライム)やダイキン<6367>(東証プライム)なども上げた。ただ、NY最高値の起爆剤となった米CPI(消費者物価指数)によって為替が1円超の円高となり、自動車、商社、海運などは冴えない。日経平均は260円高で始まり、ほどなく511円80銭高(3万8897円53銭)まで上げたが、円高のためか半導体関連株などが伸びきれず、前引けまで上げ幅300円前後でもみあった。

 日本発條<5991>(東証プライム)や三菱化工機<6331>(東証プライム)が15日発表の3月決算など好感されて急伸し、同じく冨士ダイス<6167>(東証プライム)やエスライン<9078>(東証スタンダード)も急激に出直り高値を更新。住石ホールディングス<1514>(東証スタンダード)は(株)麻生(福岡県)との資本業務提携が材料視され急伸ストップ高。アーキテクツ・スタジオ・ジャパン<6085>(東証グロース)はシンガポールの設計事務所との提携など好感され一時ストップ高。ファーストアカウンティング<5588>(東証グロース)は第1四半期決算など好感され急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は11億9724万株、売買代金は2兆7136億円。プライム上場1651銘柄のうち、値上がり銘柄数は527銘柄、値下がり銘柄数は1079銘柄。

 東証33業種別指数は12業種が値上がりし、その他製品、サービス、電気機器、その他金融、精密機器、機械、金属製品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・Media-IR 株式投資情報編集部)

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