ステラファーマ、再発髄膜腫対象のBNCT薬「ボロファラン」承認申請、無増悪生存期間は対照群の10倍超

■第Ⅱ相試験でBNCT群の無増悪生存期間は14.4カ月、対照群の1.4カ月を大幅に上回る

 ステラファーマ<4888>(東証グロース)は3月17日、BNCT(ホウ素中性子捕捉療法)用医薬品「ボロファラン(10B)」(開発コード:SPM-011)について、再発髄膜腫を対象とした製造販売承認事項の一部変更申請を厚生労働省に行ったと発表した。同申請は、大阪医科薬科大学が実施した医師主導治験による第Ⅱ相ランダム化比較試験の良好な結果に基づくものだ。

 同試験の主要評価項目である無増悪生存期間では、BNCT実施群が14.4カ月だったのに対し、主治医選択による最善治療を行った比較対照群は1.4カ月にとどまり、統計学的に有意な差(p=0.0157)が認められた。副次的評価項目の奏効率はBNCT実施群で27.3%を記録した一方、比較対照群では奏効が確認されなかった。さらに、BNCT実施群の1年生存率は100%、2年生存率は90.9%だった。

 再発髄膜腫に対しては現在、手術や放射線治療が適用されるものの、治療効果には限界があり、国内で髄膜腫を効能・効果とする医薬品は存在しない。同薬剤は2024年9月に希少疾病用医薬品(オーファンドラッグ)の指定を受けており、2026年2月にはPMDAから優先審査品目に該当するとの評価報告書を受領している。優先審査の適用により、通常申請に比べて審査期間の短縮が見込まれる。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■シャープ堺工場跡地を再活用、水冷技術と再エネ電力で高性能計算を実現  KDDI<9433>(東証…
  2. ■2026年3月6日全国公開、日本の観客へ感謝を込めた特別版  ギャガは、『映画 冬のソナタ 日本…
  3. ■写真555点で広がる味覚の世界、0歳からの「はらぺこ図鑑」  学研ホールディングス<9470>(…
2026年3月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031  

ピックアップ記事

  1. ■経営統合や事業転換、ブランド強化など多様な狙いが背景  社名変更は、経営統合、事業構造転換、持株…
  2. ■4月相場を直撃する「トリプル安」、新年度相場は出鼻から波乱含み  4月1日は元来、証券業界にとっ…
  3. ■JR東日本、約40年ぶり運賃改定で鉄道株に注目  JR東日本<9020>(東証プライム)は3月1…
  4. ■中東情勢の行方が左右する「彼岸底」シナリオと原油危機回避の可能性  願わくば少なくともアノマリー…
  5. ■投資バリューは中立も株価材料として機能する局面も  株式市場は3月相場入りを控え、株式分割銘柄の…
  6. ■東京市場、株式分割ラッシュ拡大、値がさ化の進行が契機  3月相場は、また「二日新甫」である。「二…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る