【株式市場】日経平均は一時123円安から持ち直し71円安、自動車、半導体など堅調

株式

◆日経平均は2万8711円12銭(71円47銭安)、TOPIXは1980.32ポイント(6.46ポイント高)、出来高概算(東証1部)は少なく3億7926万株

 12月27日(月)前場の東京株式市場は、円安基調などを映して自動車株が総じて高く、ブリヂストン<5108>(東1)は次第に強含んでジリ高基調。東京エレク<8035>(東1)は連日最高値など半導体関連株の一角も強く、不動産、百貨店株もしっかり。ただ、日経平均は取引開始後に123円77銭安(2万8658円82銭)まで軟化し、前引けも戻しきれず軟調だった。

 トレックス・セミコン<6616>(東1)がワイヤレス空間電力伝送システムへの期待などで一段と出直り、加賀電子<8154>(東1)はとるこに新工場との報道などで出直り拡大。川崎近海汽船<9179>(東2)は大幅増配などで2日連続大幅高。イオレ<2334>(東マ)は東証の新市場区分に適合にもかかわらず事業計画を発表していることなどが注目し直され出直り拡大。シーズメン<3083>(JQS)はファッション産業向けメタバース事業への期待再燃とされ再び急伸。

 新規上場の2銘柄は前場、ともに買い気配のまま初値がつかなかった。アジアクエスト<4261>(東マ)は公開価格2430円。セキュア<4264>(東マ)は公開価格950円。

 東証1部の出来高概算は少なく3億7926万株、売買代金は8443億円。1部上場2185銘柄のうち、値上がり銘柄数は601銘柄、値下がり銘柄数は1455銘柄。

 また、東証33業種別指数は9業種が値上がりし、ゴム製品、その他金融、保険、不動産、倉庫運輸、輸送用機器、海運、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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