セブン&アイ・HDは6年ぶりに最高値を更新、そごう・西武を売却の観測で取引開始から12分間買い気配

セブン&アイ・ホールディングス 3382

■2015年8月に受けた上場来の高値5998円を更新

 セブン&アイ・ホールディングス(セブン&アイ・HD)<3382>(東1)は2月1日、一段高の買い気配で始まり、取引開始から12分後に7%高の6000円(407円高)で始値がついた。2015年8月につけた上場来の高値5998円を更新した。「セブン、そごう・西武売却へ、不振の百貨店事業分離、コンビニに資源集中」(日本経済新聞2月1日付朝刊)と伝えられ、期待が高まった。

 これに対し会社側は、朝の東証適時開示などで、中期経営計画2021-2025で示したとおり、事業ポートフォリオに関して、株式会社そごう・西武の株式売却を含め、あらゆる可能性を排除せずに検討を行っているが、報道の内容については、何も決まったものはない、とした。セブン&アイ・HDを巡っては、1月下旬に米資産運用会社アルチザン・パートナーズなどの海外大株主3者が不採算事業の売却などを求める株主提案を検討中、などと伝えられ、思惑買いを招く展開になっていた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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