ファーストコーポレーションが続伸、自社株買いで東証の新市場区分に向けた体制づくり進む

■大株主からの保有株売却に対応、16日朝、立会外買付で実施

 ファーストコーポレーション<1430>(東1)は2月16日、4%高の733円(28円高)まで上げて反発基調となり、取引時間中の高値をみると5日続伸基調となって出直りを継続している。午前10時、同日朝に行った東証『ToSTNeT-2』(自己株式立会外買付取引)による自社株買いの結果を発表し、大株主による保有株の売却を収容した形になり、好感されている。

 同日朝8時45分に東証『ToSTNeT-2』(自己株式立会外買付取引)で自社株買いを行い、結果を午前10時過ぎに発表。取得した株式数は23万5000株で、これに際し、「主要株主である飯田一樹氏より、その保有する当社株式を235千株売却した旨の連絡を受けている」とした。

 同社は、東証が今年4月から実施する新上場区分の「プライム市場」への上場を選択しており、今回の立会外取引に関する15日の発表で、目的として、上場維持基準への適合に向け、株主還元の拡充、資本効率の向上をはかるとともに、経営環境の変化に対応した機動的な資本政策の遂行を可能にする、などとしていた。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る