アサヒグループHDは生産・物流拠点の再編計画など好感され一時7%高

■ビール工場や配送センターを再編し26年から新九州工場(仮称)

 アサヒグループホールディングス(アサヒグループHD)<2502>(東1)は2月16日、7%高の5215円(342円高)まで上げた後も値上がり率5%台で推移し、大きく出直っている。15日の15時に12月決算と中期経営方針、生産・物流拠点の再編計画などを発表し、アサヒビール神奈川工場と四国工場は2023年1月末をもって操業を終了、などとしたが、生産能力の最適化、操業度の向上などが好感されている。

 生産・物流拠点の再編計画では、アサヒビール博多工場についても25年末をめどに操業を終了し、近隣へ移転する予定とし、です。26年から新九州工場(仮称)として操業を開始するための準備を開始するとした。新九州工場(仮称)はグループの次世代生産体制のモデル工場として、製造方法の刷新などによりエネルギー使用量を従来比で50%削減し、CO2吸収量が排出量を上回る「カーボンネガティブ」の早期実現を目指す。また、ビール類・ノンアルコールビールテイスト飲料・RTD・アサヒ飲料製品などグループの多様な製品や容器の製造を行い、物流面での効率化と工場の操業度向上を目指すとした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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