【注目銘柄】エノモトは業績再上方修正・連続最高純益をテコに突っ込み買い一考

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【日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部】

 エノモト<6928>(東1)は、今年2月4日に今2020年3月期業績の2回目の上方修正を発表したものの、業績再修正そのものより四半期ベースの利益水準が伸び悩むとして、以来240円安と売られ逆業績相場が続いている。しかし今期純利益は、連続過去最高更新の更新幅を拡大させPERはわずか6倍台の評価市しか過ぎず、テクニカル的にも25日移動平均線から10%超のマイナスかい離と売られ過ぎを示唆しており、突っ込み買い余地もありそうだ。今年4月にスタートする東証の市場区分再編では、最上位のプレミアム(P)市場の上場を目指して適合計画書を作成・提出しており、中期経営計画の推進やIR(投資家広報)の積極化を打ち出しており、上場基準不適合の流通株式時価総額の拡大に拍車が掛かることも側面支援材料視されよう。

■リードフレームが自動車EV化向けやパワー半導体向けなどに大幅増

 同社の今3月期業績は、昨年10月に上方修正されたが、その増額値を今期第3四半期(2021年4月~12月期、3Q)決算の発表に合わせてさらに上方修正した。10月修正予想より売り上げを5億円、営業利益を1億円、経常利益を1億5000万円、純利益を5000万円それぞれ引き上げ、売り上げ270億円(前期比17.4%増)、営業利益20億円(同21.5%増)、経常利益20億5000万円(同31.3%増)、純利益15億5000万円(同4.1%増)と続伸し、純利益は、前期の過去最高(14億8900万円)を連続更新する。今期3QにIC・トランジスタ用リードフレームの売り上げが、自動車のEV化やDX、GX進展によるパワー半導体の需要拡大で72億300万円(前年同期比41.0%増)と伸び、オプトリードフレームの売り上げもLED向けなどに27億6900万円(同51・8%増)となり、コネクタ用部品の売り上げも、ウェアラブル端末向けが回復し自動車向け部品も堅調に推移し101億1500万円(同9.1%増)となったことが要因となった。年間配当は、昨年10月の増配を据え置き50円(前期実績40円)と連続増配を予定している。

 なお東証の市場再編では、流通株式時価総額のみP市場基準の100億円に対して99億円と不適合となったが、中期経営計画の最終年度となる2024年3月期に売り上げを250億円、営業利益20億円、純利益を16億3000万円を目標にしており、この純利益をベースに前期平均PER9.3倍で買うと時価総額は152億円、流通株式時価総額は115億8000万円となり基準適合になるとしている。IRにより株高政策も積極化されることになる。

■PER6倍、PBR0.6倍、25日線から10%超の下方かい離と売られ過ぎの修正に拍車

 株価は、昨年10月の業績上方修正と増配で2035円の戻り高値をつけ、同時発表のP市場不適合と綱引きになって1640円まで調整し、P市場適合計画書提出で1908円までリバウンドしたが、変異型ウイルス「オミクロン株」の感染拡大の影響で今年1月に1577円まで売られた。今期業績の再上方修正でも四半期ごとの利益が伸び悩んでいるとして窓を開けて1540円と昨年8月以来の安値に突っ込んだ。昨年8月も、8月安値から1カ月強で500円幅の反発をしており、今回も、PERは6.6倍、PBRは0.6倍、年間配当利回りは3.24%、25日線からは10.2%の下方かい離といずれも売られ過ぎを示唆しており、再現の可能性もある。まず今年1月高値1908円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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