【株式市場】日経平均は318円高、前場一時2万7000円を回復し後場は小休止

◆日経平均は2万6844円72銭(317円90銭高)、TOPIXは1897.17ポイント(10.24ポイント高)、出来高概算(東証1部)は増加し12億4716万株

 3月1日(火)後場の東京株式市場は、前場上げた海運、鉄鋼、資源株などが高値もみ合いに転換し、日経平均が前場一時2万7000円を回復したことで、戻り一巡感が出たとの見方。村田製<6981>(東1)などの電子部品株は中盤から小安くなり、ロシア経済制裁の影響を織り込むとの見方。日経平均はほぼ前引け水準の379円高で始まり、一進一退のあと14時半前からダレ模様に転じたが3日続伸となった。

 後場は、フライトHD<3753>(東2)が一段高で始まり、三菱UFJニコスとの包括加盟店契約の発表など好感。サイバー攻撃対策株は引き続き活況高で、セキュアヴェイル<3042>(JQS)、ブロードバンドセキュリティ<4398>(JQS)、サイバーセキュリティクラウド<4493>(東マ)はストップ高を継続。FFRIセキュリティ<3692>(東マ)は前場急伸したまま高値圏で推移。

 東証1部の出来高概算は増加し12億4716万株(前引けは5億114万株)、売買代金は3兆344億円(同1兆5025億円)。1部上場2179銘柄のうち、値上がり銘柄数は1170(前引けは1410)銘柄、値下がり銘柄数は937(同675)銘柄。

 また、東証33業種別指数は22業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、鉱業、サービス、情報通信、電力ガス、鉄鋼、機械、非鉄金属、電気機器、精密機器、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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