【株式市場】日経平均は278円高、年金など下期の運用買いの見方で大きく反発

◆日経平均は2万6215円79銭(278円58銭高)、TOPIXは1847.58ポイント(11.64ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は12億6934万株

 10月3日(月)後場の東京株式市場は、年金や保険などの運用資金が年度下期に入り買い出動したとの見方があり、トヨタ<7203>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)が一段ジリ高となり、ソニーG<6758>(東証プライム)も一段と強含み、日立製<6501>(東証プライム)や信越化<4063>(東証プライム)は14時半頃から一段高。鉄鋼、海運、タイヤ株もしっかりとなった。日経平均は154円高で始まり、14時過ぎまで160円高(2万6100円前後)で横ばいのあと大引けにかけて一段と上げ、前週末比で反発した。

 後場は、ウェルビー<6556>(東証プライム)が一段と上げ、M&Aによる群馬県への初進出など引き続き好感。日本板硝子<5202>(東証プライム)は業績上振れ期待が強いとされ一段高。ワイエスフード<3358>(東証スタンダード)はいきなり16%保有する株主が現れた「主要株主の異動」に思惑強まり後場一時ストップ高まで上げ2日連続大幅高。Unipos<6550>(東証グロース)は主サービスを大手製薬が採用との発表で急騰した後の信用取引規制による反落を消化とされ急反発。9月28日上場のグラッドキューブ<9561>(東証グロース)は30日の上場来安値から急反発。

 東証プライム市場の出来高概算は12億6934万株(前引けは6億6866万株)、売買代金は2兆9122億円(同1兆5027億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は893(前引けは734)銘柄、値下がり銘柄数は883(同1040)銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種(前引けは18業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、輸送用機器、鉱業、石油石炭、ゴム製品、金属製品、機械、電機機器、ガラス土石、精密機器、卸売り、科学、倉庫運輸、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る