【株式市場】日経平均は502円安、原油高などで前場中頃から一段と下げる

◆日経平均は2万6341円95銭(502円77銭安)、TOPIXは1863.47ポイント(33.70ポイント安)、出来高概算(東証1部)は増加して7億2755万株

 3月2日(水)前場の東京株式市場は、NYダウ597ドル安などを受けて株価指数の先物が先行安となり、日経平均は312円安で始まったあと午前10時半頃までは下げ幅400円台でもみ合った。その後、NY原油が米国の夜間取引で一段高と伝えられると、INPEX<1605>(東1)や大平洋金属<5541>(東1)などは一段高となったが、日経平均は一段安となり、512円34銭安(2万6332円38銭)まで下押して前引けとなった。

 ロシア・ウクライナ情勢を受けて損保株が一段安。一方、チタン、アルミ、石炭株などは軒並み高。ロブテックス<5969>(東2)は再び急動意となりストップ高、大幅増益が見込まれる品薄軽量株とされて投機色再燃。サイバーセキュリティ<4493>(東マ)などのサイバー攻撃対策株は続伸。金地金取引の第一商品<8746>(JQS)も高い。

 2日新規上場のビーウィズ<9216>(東1)は取引開始から9分後に1320円(公開価格1400円の6%安)で初値がつき、その後1397円まで上げ、前引けは1340円。

 東証1部の出来高概算は増加して7億2755万株、売買代金は1兆6007億円。1部上場2180銘柄のうち、値上がり銘柄数は257銘柄、値下がり銘柄数は1865銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種の値上がりにとどまり、鉱業、石油石炭、海運、非鉄金属、卸売り、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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