【株式市場】日経平均は一時422円安まで下げたが203円安、製品値上げ株など高い

東京証券取引所

◆日経平均は2万7618円27銭(203円16銭安)、TOPIXは1940.83ポイント(5.57ポイント安)、出来高概算(東証1部)は5億7316万株

 4月1日(金)前場の東京株式市場は、NYダウ550ドル安に加え、寄り前に発表された日銀短観が1年9ヵ月ぶりの景況感「悪化」と伝えられたことなどを受け、日経平均は197円安で始まった直後に421円95銭安(2万7399円48銭)まで下押した。大手海運株などが安い。半面、コロナ亜種拡大懸念を受け任天堂<7974>(東1)などのゲーム株が高く、日清オイリオG<2602>(東1)は製品値上げなどで高い。日経平均は徐々に持ち直し、前引けは下げ幅を半分程度に縮めた。

 極洋<1301>(東1)が次第に反発幅を広げ、対ロシア経済制裁による水産物の市況など材料視。大阪チタニウム<5726>(東1)は非鉄相場の再騰などを受け高値更新。クシム<2345>(東2)は業績回復期待とブロックチェーン技術関連事業への取組など言われて出直り急。ジーネクスト<4179>(東マ)はサントリーグループ企業のコールセンター顧客管理の完全クラウド化など材料視され2日連続ストップ高。

 東証1部の出来高概算は5億7316万株、売買代金は1兆4243億円。1部上場2177銘柄のうち、値上がり銘柄数は836銘柄、値下がり銘柄数は1227銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種が値上がりし、その他製品、その他金融、銀行、情報通信、水産農林、不動産、建設、食料品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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