【株式市場】日経平均は293円安、2日続落だが後場はジリジリ持ち直す

東京証券取引所

◆日経平均は2万6799円71銭(293円48銭安)、TOPIXは1880.08ポイント(16.23ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億3481万株

 4月18日(月)後場の東京株式市場は、米24時間取引で長期金利が上昇とされ、保険株やメガバンク株が下げ幅を縮めて始まり、その後も値戻しを継続。円安で恩恵が生じる自動車株やタイヤ株も値を戻した。海運株は一段と強含み、値がさ半導体株のなかには堅調転換する銘柄も現れた。日経平均は468円安で始まり、大引けにかけてジリジリ回復。大引けは2日続落だが下げ幅を200円台まで縮めた。

 後場は、米金利高の局面で下げることの多かったグロース株に持ち直す銘柄が見られ、レーザーテック<6920>(東証プライム)は取引開始後まもなくプラス圏に浮上してジリ高傾向。クレディセゾン<8253>(東証プライム)は旧・村上ファンド系資金の流入が大量保有報告書で判明とされ朝ストップ高で始まったため今日は上値余地がなく売買交錯だったが急伸商状。グッドライフカンパニー<2970>(東証スタンダード)は3月の月次概況など好感されストップ高。ヒーハイスト<6433>(東証スタンダード)はホンダ<7267>(東証プライム)の新ロードスポーツバイクの9月発売やシビックの爽快スポーツハイブリッド7月発売など連想材料とされ一段と出直り。東天紅<8181>(東証スタンダード)は14時発表の2月決算と今期予想など好感され一段高。ワンダープラネット<4199>(東証グロース)は引き続きブロックチェーンゲーム関連事業の新会社設立など材料に材料株妙味とされストップ高となり一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は8億3481万株(前引けは4億3125万株)、売買代金は1兆8723億円(同9571億)。プライム上場1839銘柄のうち、値上がり銘柄数は403(前引けは151)銘柄、値下がり銘柄数は1372(同1650)銘柄。

 また、東証33業種別指数は5業種(前引けは2業種)が値上がりし、値上がり業種は、海運、鉱業、保険、その他金融、銀行、となった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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