【株式市場】日経平均は後場持ち直すが個別物色のため勢い続かず小幅安続落

株式

◆日経平均は2万366円48銭(24円18銭安)、TOPIXは1476.72ポイント(3.90ポイント安)、出来高概算(東証1部)は12億4102万株

 5月12日(火)後場の東京株式市場は、米国で石油採掘会社の苦境が相次ぐことなどが言われ、引き続き決算の良好な銘柄などの個別物色が続いた。昼前に決算を発表した極洋<1301>(東1)が一段高となり、13時過ぎに発表したトヨタ自動車<7203>(東1)は一段安、キッコーマン<2801>(東1)は瞬間安のあと一段高、14時に発表した三菱ガス化学<4182>(東1)は一段高。日経平均は76円安で始まり、徐々に回復しながら結局小幅続落となった。

 後場は、タツモ<6266>(東1)が四半期決算を受けて一段高の場面を見せ、エフオン<9514>(東1)も四半期決算を受けて大引けまで買い気配のままストップ高。川本産業<3604>(東2)は大引け後に決算発表とされ次第高。シャノン<3976>(東マ)は4月締めの第2四半期堅調観測などで一段高。博展<2173>(JQS)はイベント開催の自粛が緩和に向かう期待とされて一段高。

 東証1部の出来高概算は12億4102万株(前引けは6億2027万株)、売買代金は2兆872億円(同1兆117億円)。1部上場2171銘柄のうち、値上がり銘柄数は840(前引けは793)銘柄、値下がり銘柄数は1244(同1274)銘柄。

 また、東証33業種別指数は12業種(前引けも12業種)が値上がりし、値上がり率上位は、電力・ガス、その他製品、医薬品、情報・通信、食料品、化学、石油・石炭、などとなった。(HC)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る