【今日の言葉】東芝の悪質性が問われる

今日の言葉

今日の言葉 『東芝の悪質性が問われる』=東芝の不適切経理問題を調べていた第三者委員会が報告書を公表した。歴代経営トップの指示による組織的なもので1500億円の利益下方修正が必要と指摘している。今朝の東芝株価は悪材料表面化による、「材料出尽くし」というマーケット特有の判断で反発しているが、このまま株価が本格的に戻るとは思えない。

 思い出せば、西武鉄道、オリンパスなどが不正経理で株価が下げ、西武鉄道は上場廃止に追い込まれた。オリンパスの場合は悪質性は薄いと判断されたようで上場廃止は免れたが、果たして東芝は「悪質性」が今後、証券取引等監視委員会や東証などでどう判断されるのか。株主側からも株主代表訴訟も予想されそうだ。

 老舗名門企業には不正がはびこる何かがあるのだろうか。名門なら許されるという空気があるのだろうか。あるいは、数字ありきの余裕のない今の社会を映し出しているのだろうか。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■AI機能強化でさらに便利に!Siriの進化とChatGPT統合で作業効率向上  Appleは3月…
  2. ■ChatGPT Enterpriseを活用し、業務効率化と新たな価値創造を推進  ふくおかフィナ…
  3. ■2024年度の美容室倒産件数、前年を大幅に上回る197件  帝国データバンクの調査によると、20…
2025年4月
 123456
78910111213
14151617181920
21222324252627
282930  

ピックアップ記事

  1. ■スタンレー電気など年初来安値銘柄の業績見通しに焦点  日経平均株価が4月に大幅下落する中、年初来…
  2. ■トランプ劇場、急転換の舞台裏!米中摩擦、FRB人事…予測不能な変幻自在  「クルマは急に止まれな…
  3. ■5大商社決算発表を前に高まる投資家の期待感  世界三大投資家の一人ウォーレン・バフェットが日本の…
  4. ■「市場の反乱」の一段落で「市場の勝利」を期待しバフェット流に商社株にバリュー株投資も一考余地  …
  5. ■株価55%高もまだ割安!?記念優待利回り10%超の注目株  10日には米国の関税発動停止を受け、…
  6. ■一喜一憂の投資家心理、トランプ関税「一時停止」の罠  まずフェイクニュースかと目と耳を疑った。次…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る