クレスコは23年3月期も増益・連続増配予想

(決算速報)
クレスコ<4674>(東証プライム)は5月10日の取引時間終了後に22年3月期連結業績を発表した。大幅増益で配当も増配とした。受注が好調に推移し、生産性向上効果なども寄与した。そして23年3月期も増益・連続増配予想としている。企業のDX投資は高水準に推移する見込みであり、さらに上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。株価は地合い悪化の影響で戻り一服の形となったが下値を順調に切り上げている。好業績を評価して上値を試す展開を期待したい。

■22年3月期大幅増益・増配、23年3月期も増益・連続増配予想

22年3月期の連結業績(収益認識会計基準適用だが損益への影響なし)は、売上高が21年3月期比11.9%増の444億50百万円、営業利益が27.9%増の44億57百万円、経常利益が16.6%増の47億82百万円、親会社株主帰属当期純利益が22.9%増の32億36百万円だった。配当(2月28日に期末4円上方修正)は21年3月期比6円増配の44円(第2四半期末20円、期末24円)とした。

前回予想(2月28日に上方修正、売上高が440億円、営業利益が44億40百万円、経常利益が46億円、親会社株主帰属当期純利益が31億80百万円)を上回る大幅増益で着地し、過去最高益を連続更新した。コロナ禍からの回復やM&A(第2四半期からOECを新規連結)も寄与して受注が好調に推移(全社ベースの受注高は17.7%増の467億02百万円)し、生産性向上効果や不採算プロジェクト極小化なども寄与した。

ITサービス事業は売上高が10.7%増の423億42百万円(エンタープライズが6.7%増の182億19百万円、金融が10.7%増の136億89百万円、製造が18.4%増の104億33百万円)で、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が23.4%増の57億18百万円だった。企業のDX投資が高水準に推移し、コロナ禍からの回復やOECの新規連結も寄与して全サブセグメントが伸長した。

デジタルソリューション事業は売上高が44.4%増の21億07百万円で利益が15.1%増の1億45百万円だった。クラウドサービス「Creage」やRPAライセンス販売が増加し、子会社における大型ソリューション案件も寄与した。

四半期別に見ると、第1四半期は売上高が98億70百万円で営業利益が7億99百万円、第2四半期は売上高が111億91百万円で営業利益が12億18百万円、第3四半期は売上高が113億45百万円で営業利益が12億75百万円、第4四半期は売上高が120億44百万円で営業利益が11億65百万円だった。

23年3月期の連結業績は売上高が22年3月期比6.9%増の475億円、営業利益が6.6%増の47億50百万円、経常利益が7.7%増の51億50百万円、親会社株主帰属当期純利益が3.5%増の33億50百万円としている。配当予想は22年3月期比2円増配の46円(第2四半期末23円、期末23円)としている。

引き続き受注が好調に推移する見込みとしている。不透明感を考慮して小幅増益にとどまる予想としているが保守的だろう。企業のDX投資は高水準に推移する見込みであり、さらに上振れの可能性がありそうだ。積極的な事業展開で収益拡大基調だろう。

■株価は上値試す

株価は地合い悪化の影響で戻り一服の形となったが下値を順調に切り上げている。好業績を評価して上値を試す展開を期待したい。5月10日の終値は1862円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS159円22銭で算出)は約12倍、時価総額は約428億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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