【株式市場】日経平均は262円高、2日続伸、終値で5月6日以来の2万7000円台を回復

◆日経平均は2万7001円52銭(262円49銭高)、TOPIXは1894.57ポイント(17.20ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は10億9799万株

 5月23日(月)後場の東京株式市場は、前場上げた海運株や石炭株が一段高となった一方、損保株は一進一退に転じ、鉄鋼株や自動車株には値を消す銘柄が見られた。代わって花王<4452>(東証プライム)や武田薬品<4502>(東証プライム)などのディフェンシブ銘柄に一段高の銘柄がみられた。日経平均は124円高で始まったあと徐々に強含み、大引けは2日続伸。終値で5月6日以来の2万7000円台を回復した。

 後場は、スターティアHD<3393>(東証プライム)が連続大幅増益予想の決算など好感されて一段高となり、ミューチュアル<2773>(東証スタンダード)はマーキュリアHD<7347>(東証プライム)グループによるTOBが買い材料視され朝から大引けまで買い気配のままストップ高。日本伸銅<5753>(東証スタンダード)は銅の国際市況高と自社株買いなど好感され前場急伸したまま高値圏で推移。ナガホリ<8139>(東証スタンダード)は大幅増益予想の決算を好感した急伸相場がひとわたり調整し再び買いやすい位置にきたとされて急反発。JTOWER<4485>(東証グロース)は都営地下鉄「都庁前」の5G通信5月21日開始など好感されて一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は10億9799万株(前引けは5億6697万株)、売買代金は2兆6714億円(同1兆3958億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1430(前引けは1292)銘柄、値下がり銘柄数は352(同472)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは29業種)が値上がりし、値上がり率上位は、保険、海運、医薬品、その他金融、証券商品先物、サービス、精密機器、水産農林、情報通信、ゴム製品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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