【株式市場】日経平均は一時362円安から持ち直し289円安、電力ひっぱく関連株など活況

◆日経平均は2万6759円99銭(289円48銭安)、TOPIXは1892.74ポイント(14.64ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億247万株

 6月29日(水)前場の東京株式市場は、NYダウ491ドル安などを受けて自動車、機械、半導体関連、電子部品、精密機器株などに安く始まる銘柄が目立った一方、東京電力HD<9501>(東証プライム)は3日連続の電力ひっぱく警報と原発再稼働への期待などで一段と上げ7日続伸基調となり、四半期決算と自社株買いが好感されたスギHD<7649>(東証プライム)などが個別に高い。日経平均は235円安で始まり、午前9時40分過ぎに362円00銭安(2万6687円47銭)まで下落し5日ぶりの反落模様となったが、その後は前引けにかけて100円近く持ち直した。

 三井松島HD<1518>(東証プライム)や電源開発<9513>(東証プライム)が活況高となり、東京電力が「自家用発電事業者の皆さまへ焚き増しのお願い」などを実施とされて買い波及。アグレ都市デザイン<3467>(東証プライム)は完売御礼など好感され一段高。倉庫精練<3578>(東証スタンダード)は連日の猛暑や訪日観光再開などでTシャツプリント機に期待とされ急動意。免疫生物研究所(IBL)<4570>(東証グロース)はシスメックスとの提携など好感され2日連続ストップ高。

 新規上場のマイクロアド<9553>(東証グロース)は取引開始から19分後に1290円(公開価格は1410円)で売買が成立し初値をつけた。その後1308円まで上げ、前引けは1215円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は6億247万株、売買代金は1兆3527億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は591銘柄、値下がり銘柄数は1168銘柄。

 また、東証33業種別指数は8業種が値上がりし、電力ガス、石油石炭、不動産、空運、陸運、建設、銀行、倉庫運輸、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る