アスカネットは「ポジショニングが異なるユニークな3事業のバランス」で成長・拡大めざす

■「事業計画及び成⾧可能性に関する事項」を発表

 アスカネット<2438>(東証グロース)は7月5日付で「事業計画及び成⾧可能性に関する事項」を発表し、「ポジショニングが異なるユニークな3事業のバランス」による成長・拡大をめざすとした。3事業それぞれ詳細でわかりやすく解説されている。

 同社は、フューネラル事業、フォトブック事業、空中ディスプレイ事業、の3事業を展開する。空中ディスプレイ事業では積極投資を継続中で、6月初には、同社製ディスプレイ『ASKA3Dプレート』を搭載した非接触ホログラフィックエレベータ操作端末が米国のクリーブランド・ホプキンス国際空港に設置されたと発表し、注目を集めた。

 フューネラル事業は、葬儀社や写真館との間にネットワークを構築し、葬儀に使用する遺影写真の合成・加工などを行い、配信するサービス。約2690ヵ所の葬儀社などB to Bを主体に年間約40万枚の写真画像を提供する。

 フォトブック事業は、「一冊からの本格的写真集」をインターネットから受注し製作するサービス。従来の写真プリントを印刷・写真集に置き換える新しい写真文化を提唱。約5,200社の写真館向けなどBto Bやコンシューマーに年間約212万冊(OEMブックを含み、写真プリントは除く)を提供する。

 空中ディスプレイ事業は、空中結像技術による、新しい映像画像の表現方法を提唱。市場創造を目指し、デジタルサイネージ用途や空中操作による製品組込用途に向けて、樹脂製・ガラス製プレートの拡販を図る。

 これら3事業を基板として、新規事業の創出と既存事業のバリューアップ、社内イノベーション創出基盤の強化、などを推進するとした。

 今期・2023年4月期の業績見通しは、売上高が68.90億円(前期比8.8%増)、経常利益が4.90億円(同8.2%増)、当期純利益は3.48億円(同4.6%増)、1株利益20.68円。 

次回の「事業計画及び成⾧可能性に関する事項」の開示時期は、2023年7月を予定している。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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