【株式市場】日経平均は145円高となり3日続伸、TOPIXは小安いが鉄鋼株など一段ジリ高

◆日経平均は2万6788円47銭(145円08銭高)、TOPIXは1892.50ポイント(0.63ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は10億7831万株

 7月15日(金)後場の東京株式市場は、JR東日本<9020>(東証プライム)が一段強含んで始まり前日比プラス圏に進んでジリ高となり、三井不<8801>(東証プライム)は下げ幅を縮めるなど、新型コロナ再拡大のなかでも「行動制限」は行われない見通しであることなどが買い材料視され、前場上げた任天堂<7974>(東証プライム)、ファーストリテ<9983>(東証プライム)も一段堅調。鉄鋼株も一段ジリ高。日経平均は139円高で始まり、終盤まで160円高前後(約2万6800円)で小動きを続けたが前日比で3日続伸となった。一方、TOPIXは3日ぶりに小安い。

 後場は、塩野義製薬<4507>(東証プライム)が一段と強含み、新型コロナワクチンへの期待が再燃した様子。首相の原発9基再稼働方針を受け東京エネシス<1945>(東証プライム)や助川電気工業<7711>(東証スタンダード)が一段と強含み岡野バルブ製造<6492>(東証スタンダード)は一段と上げストップ高。一方、電力株はダレ模様。ガーラ<4777>(東証スタンダード)は6月開始の新ゲーム好調に加え新型コロナ再拡大で「巣ごもりゲーム」再来の期待で一段と出直り幅拡大。ソーシャルワイヤー<3929>(東証グロース)はインバウンド翻訳の前年同期比6倍など好感され大引けまでストップ高で売買をこなし急伸。ティーケーピー<3479>(東証グロース)は前場の高値を抜けなかったが四半期黒字化など好感され年初来御高値を更新。

 東証プライム市場の出来高概算は10億7831万株(前引けは5億6591万株)、売買代金は2兆5444億円(同1兆3681億円)。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は689(前引けは727)銘柄、値下がり銘柄数は1074(前引けは1027)銘柄。

 また、東証33業種別指数は16業種(前引けも16業種)が値上がりし、値上がり率上位は、その他製品、電力ガス、輸送用機器、精密機器、小売り、サービス、医薬品、陸運、金属製品、海運、倉庫運輸、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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