【株式市場】日経平均は一時3円高まで値を消すが188円高、米利上げ幅を徐々に織り込む様子で値がさ半導体株も堅調

◆日経平均は2万6977円37銭(188円90銭高)、TOPIXは1901.85ポイント(9.35ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は少な目で4億9691万株

 7月19日(火)前場の東京株式市場は、サウジアラビアの原油減産観測などを受けてINPEX<1605>(東証プライム)、ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)などが久々に活況高となり、半導体関連株は朝寄り後に軟調だったが中盤からは総じて堅調。米国26、27日の金融政策会合では利上げ幅が1%に拡大の予想も伝えられたが、NY株の下げ反応が鈍くなったとの見方もあり、海運、非鉄から不動産、建設など幅広い業種が高い。日経平均は215円高で始まり、午前9時30分頃に一時3円24銭高(2万6791円71銭)まで値を消したが、11時にかけて255円11銭高(2万7043円58銭)まで上げた。取引時間中の2万7000円台は今年7月11日以来になる。

 日本国土開発<1887>(東証プライム)が自社株買いと5月決算、中期計画の発表など好感され急伸。IGポート<3791>(東証スタンダード)も5月決算など材料視され急反発。岡野バルブ製造<6492>(東証スタンダード)は業績の再増額修正期待に原発再稼働期待など加わり2日連続ストップ高。ココナラ<4176>(東証グロース)は第3四半期決算など材料視され急伸。キャリア<6198>(東証グロース)はコロナ再拡大で医療介護関連人材への需要再燃とされ急伸一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は少な目で4億9691万株、売買代金は1兆2591億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は1046銘柄、値下がり銘柄数は717銘柄。

 また、東証33業種別指数は21業種が値上がりし、鉱業、海運、非鉄金属、石油石炭、機械、鉄鋼、ゴム製品、銀行、その他金融、電気機器、輸送用機器、卸売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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