オンコリスバイオファーマ―は馬場昌範教授の研究グループと、B型肝炎ウイルスに対する新規感染症治療薬創製に関する共同研究を開始

IR企業情報

■日本国内では約140万人がHBVに感染

 オンコリスバイオファーマ―<4588>(東マ)は、馬場昌範教授(鹿児島大学大学院医歯学総合研究科附属 難治ウイルス病態制御研究センター 抗ウイルス化学療法研究分野)の研究グループと、B型肝炎ウイルス(HBV)に対する新規感染症治療薬創製に関する共同研究を開始する。

 現在、日本国内では約140万人がHBVに感染していると推定され、数千億円規模のHBV関連予算が一般会計及び特別会計を合計すると計上されている。また、アジアを中心に感染者は増加し、世界保健機構(WHO)によると、全世界で2億4000万人がHBVに感染していると推定されている。

 HBV感染症は、慢性肝炎・肝硬変を経て肝臓がんへ進行する。現在、核酸アナログ製剤及びインターフェロンによる治療が主流だが、十分にHBVの増殖を抑制できず、その再発が繰り返されて肝臓がんを発症する可能性がある。また、その治療薬を長期服用することが必要であるために、腎毒性やうつ症状等の重篤な副作用が問題となっている。そのため、新規メカニズムによるHBV感染症治療薬が世界中で求められている。

 馬場教授の研究グループと同社は、独自に入手した新規化合物について、抗 HBV評価システムで用いて候補化合物を選び出すとともに、さらに高活性の化合物を絞り込むことで、HBV感染症治療薬の開発を進める予定。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■東京大学発スタートアップが開発、19自由度のヒューマノイドロボット  東京大学発スタートアップH…
  2. ■売却面積は約1.6倍に、総額1,785億円超の譲渡価額  東京商工リサーチは6月30日、2024…
  3. ■従来の検索では見つけられなかった本との出会いを創出  富士通<6702>(東証プライム)傘下の富…
2025年8月
 123
45678910
11121314151617
18192021222324
25262728293031

ピックアップ記事

  1. ■株主還元強化が市場の安心材料に  東京エレクトロン<8035>は8月1日、2025年3月期の業績…
  2. ■市場の霧が晴れ始めた、個別銘柄の好調が投資家を惹きつける  前週31日の植田和男日銀総裁の記者会…
  3. ■利上げか、現状維持か?日銀総裁の決断で明暗分かれる8月相場  日銀の金融政策を巡る不確実性が続く…
  4. ■選挙惨敗の石破首相に退陣要求、政局混迷の行方  まるで狂言の『乳切木』(ちぎりき)を観るようであ…
  5. ■九州地盤銘柄に割安感、福証単独上場企業にも注目集まる  東京エレクトロンやアドバンテストなどの半…
  6. ■参院選で与党過半数割れ、石破政権の行方不透明に  7月20日投開票の参議院議員選挙は、大手メディ…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る