【株式市場】日経平均は反発316円高、オミクロン対応ワクチンへの期待などで経済活性化に期待

◆日経平均は2万8195円58銭(316円62銭高)、TOPIXは1968.38ポイント(24.28ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億9838万株

 8月30日(火)後場の東京株式市場は、利上げと増税はそのうち慣れるものだ、といった強気の姿勢が見られ、日経平均は277円高で始まった後ジリ高傾向のまま前場の高値を超え、13時30分頃に354円84銭高(2万8233円80銭)まで上げて大引けも上げ幅300円台を保ち、大きく反発した。オミクロン対応ワクチンの接種を準備と伝えられ、「Withコロナ」「リオープン」関連として三越伊勢丹HD<3099>(東証プライム)やJR東海<9022>(東証プライム)、住友不<8830>(東証プライム)などが一段と上げ、ニトリホールディングス<9843>(東証プライム)やAOKIホールディングス<8214>(東証プライム)も一段高。東証33業種別指数は全業種が上げた。

 後場は、クロスキャット<2307>(東証プライム)が前場の急伸に加えて一段と強含み、マイナンバーポイント贈呈や新型コロナ「全数把握」変更に伴うシステム変更需要の期待など言われ、OATアグリオ<4979>(東証プライム)は東証プライム「暫定」上場のため奮発に期待とされ前場の高値圏で推移。トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)は業績上振れ期待などで3日ぶりに実質上場来の高値を更新。セーラー広告<2156>(東証スタンダード)は外国人労働者拡大の観測を受け田求人需要など言われ前場ストップ高のあと大引けまで買い気配。アクセスグループ・ホールディングス<7042>(東証スタンダード)は固定資産売却益に加えオミクロン対応ワクチンへの期待などでストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算は9億9838万株(前引けは4億5764万株)、売買代金は2兆4564億円(同1兆1434億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1542(前引けは1499)銘柄、値下がり銘柄数は243(同268)銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種(前引けも全33業種)が値上がりし、鉱業、石油石炭、陸運、卸売り、情報通信、不動産、機械、鉄鋼、電気機器、倉庫運輸、精密機器、医薬品、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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