三越伊勢丹HDが3年ぶり高値など百貨店株が軒並み活況高、8月の月次売上高好調

■三越伊勢丹は前年同月比46.5%増加、大丸松坂屋は29.9%増加

 9月2日午前10時過ぎの東京株式市場では、百貨店株が軒並み活況高となっている。各社が1日に発表した8月の月次動向が軒並み2ケタの伸び率を示し、三越伊勢丹ホールディングス(三越伊勢丹HD)<3099>(東証プライム)は5%高の1164円(58円高)まで上げて2019年以来の高値を約3ヵ月ぶりに更新。大丸・松坂屋のJ.フロント リテイリング<3086>(東証プライム)は4%高の1159円(43円高)、高島屋<8233>(東証プライム)は3%高の1604円(46円高)、松屋<8237>(東証プライム)は取引開始後に3%高の904円(25円高)まで上げて出直りを強めている。

 三越伊勢丹HDが9月1日午後に発表した8月の「国内百貨店事業・売上速報」では、(株)三越伊勢丹の既存店売上高が前年同月比46.5%増加し、国内グループ百貨店と合計した国内百貨店の合計も同33.6%増加した。J.フロント リテイリングの大丸松坂屋百貨店合計(既存店)では、「ラグジュアリーブランド、宝飾品などの好調持続により」(発表リリースより)、前年同月比29.9%増加した。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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