【株式市場】日経平均は6円高だが5日ぶりに反発、大阪銘柄が人気、TOPIXは軟調

東京証券取引所 株式市場

◆日経平均は2万7626円51銭(6円90銭高)、TOPIXは1926.58ポイント(2.21ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は8億5021万株

 9月6日(火)後場の東京株式市場は、日本製鉄<5401>(東証プライム)や三菱重<7011>(東証プライム)、石川製<6208>(東証スタンダード)などが一段と強い値動きとなり、自衛隊航空機の「稼働率5割」「部品の共食い」といった一部報道を受け防衛予算など材料視の模様。ただ、後場一段高の銘柄は少なく、日経平均は1円07銭高で始まり、値動き幅50円前後で小動きを続けた。大引けはTOPIXが軟調で5日続落となったが、日経平均は小幅高を保ち5日ぶりに上げた。

 値上がり率上位にトーホー<8142>(東証プライム)、ユニチカ<3103>(東証プライム)、新田ゼラチン<4977>(東証プライム)、デサント<8114>(東証プライム)などが顔を出し大阪・神戸銘柄の上げが目立ったが後場は高値もみ合い。PHCホールディングス<6523>(東証プライム)は一段と上げ調剤薬局のデジタル化支援システムに期待強い様子。トミタ電機<6898>(東証スタンダード)は3日連続ストップ高となり業績予想の増額修正を連日好感。セイヒョー<2872>(東証スタンダード)は後場急伸しストップ高となり台風11号によるフェーン現象で新潟・北陸が猛暑と伝えられ「ご当地アイス」への期待高揚の様子。アイビーシー<3920>(東証スタンダード)は中盤から一段と上げ、サイバーセキュリティ対策で日本は後進国とされ需要喚起など期待。

 東証プライム市場の出来高概算は8億5021万株(前引けは4億2499万株)、売買代金は2兆1251億円(同1兆1136億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は883(前引けは885)銘柄、値下がり銘柄数は850(同846)銘柄。

 また、東証33業種別指数は13業種(前引けは17業種)が値上がりし、値上がり率上位は、精密機器、鉄鋼、非鉄金属、医薬品、繊維製品、ガラス土石、輸送用機器、不動産、その他製品、石油石炭、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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