【株式市場】日経平均は524円安、後場も米景気後退懸念が続き2日続落、新規上場3銘柄は濃淡あるが好発進

◆日経平均は2万7527円12銭(524円58銭安)、TOPIXは1950.21ポイント(23.69ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は13億8413万株

 12月16日(金)後場の東京株式市場は、前引けにかけて持ち直したソニーG<6758>(東証プライム)やホンダ<7267>(東証プライム)、キヤノン<7751>(東証プライム)、任天堂<7974>(東証プライム)などが再びジリ安模様となり、米国景気の後退懸念が影響しているとの見方。富士通<6702>(東証プライム)など堅調な銘柄もあったが。日経平均は457円安で始まり、ほどなく下げ幅を500円台に広げ、14時40分頃に562円87銭安(2万7488円83銭)まで下押し、大引けは2日続落となった。

 後場は、前引けにかけて小高くなったギフトホールディングス<9279>(東証プライム)が次第高となって高値に迫り、15日発表の10月決算や今期予想などへの評価が強まる形になり、業績予想を増額のサイボウズ<4776>(東証プライム)も一段ジリ高。ジェイテックコーポレーション<3446>(東証プライム)は8連騰目に急伸し遂に踏み上げ入るとされてストップ高で一段高。ディーエムソリューションズ<6549>(東証スタンダード)は後場もストップ高で推移し株主優待の拡充を好感。山王<3441>(東証スタンダード)は四半期決算が好感され2日連続急伸。上場半月目のウェルプレイド・ライゼスト<9565>(東証グロース)は前日の上場来安値から急反発。

■3銘柄が新規上場

 フーディソン<7114>(東証グロース)は、2300円(公開価格も2300円)で初値をつけ、前場2370円まで上げたが後場は売買交錯となり大引けは2200円。

 オープンワーク<5139>(東証グロース)は、取引開始から19分後の午前9時19分に3500円(公開価格3150円の11%高)で初値をつけ、午前10時にかけてストップ高の4200円まで上げた。後場は大引けまで買い気配のままストップ高を続けた。

 Rebase(リベース)<5138>(東証グロース)は前場買い気配のまま初値がつかず、後場、14時6分に2120円(公開価格920円の2.3倍)で初値をつけ、2294円まで上げたが後場は冴えず大引けは1671円。

 東証プライム市場の出来高概算は13億8413万株(前引けは5億2879万株)、売買代金は3兆4268億円(同1兆3724億円)。プライム上場1839銘柄のうち、値上がり銘柄数は290(前引けは608)銘柄、値下がり銘柄数は1493(同1122)銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種(前引けは6業種)の値上がりにとどまり、海運、不動産が値上がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■グローバルモデルに匹敵する日本語対応の高性能生成AIを4月から順次提供  ELYZAとKDDI<…
  2. ■優勝への軌跡と名将の言葉  学研ホールディングス<9470>(東証プライム)は3月14日、阪神タ…
  3. ■新たな映画プロジェクトを発表  任天堂は3月10日、イルミネーション(本社:米国カリフォルニア州…
2024年4月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物と原油価格、史上最高値に迫る―地政学リスクが市場に与える影響  今週のコラムは、異例中の異…
  2. ■「虎」と「狼」の挟撃を振り切り地政学リスク関連株で「ピンチはチャンス」に再度トライ  東京市場は…
  3. ■海運株と防衛関連株、原油価格の動向に注目集まる  地政学リスクによる市場の不安定さが増す中、安全…
  4. ■中東緊張と市場動向:投資家の選択は?  「遠い戦争は買い」とするのが、投資セオリーとされてきた。…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る