【株式市場】日経平均は587円安、対ロ制裁拡大の観測、今年7月4日以来の2万6000円割れ

◆日経平均は2万5984円51銭(587円36銭安)、TOPIXは1840.78ポイント(32.23ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は6億9935万株

 9月28日(水)前場の東京株式市場は、NYダウの6日続落などを受けて鉄鋼、自動車海運株などがジリ安となり、NASDAQ指数の反発が好感されて堅調に始まった半導体関連株も中盤には軟調に転じた。一方、業績予想を増額修正したオンワードHD<8016>(東証プライム)やタムラ製<6768>(東証プライム)などはしっかり。日経平均は149円安で始まり、米国務長官がロシア向けに領土併合なら「さらに厳しい代償を」と発言したことなどを受けて中盤から一段安となり、前引け間際に633円51銭安(2万5938円36銭)まで下押した。2万6000円割れは、取引時間中としては今年7月4日以来になる。

 エーザイ<4523>(東証プライム)がアルツハイマー病薬候補の試験結果発表を受けて買い気配のままストップ高。アースインフィニティ<7692>(東証スタンダード)は原発再稼働なら電力小売り市場の環境好転戸の期待や株式需給の引き締まりなどで一段と上げ連日ストップ高。ラストワンマイル<9252>(東証グロース)も出直り継続。ラサ商事<3023>(東証スタンダード)は業績予想の大幅増額など好感され急伸。

 28日新規上場のファインズ<5125>(東証グロース)は買い気配を上げて始まり、午前10時30分過ぎに2703円(公開価格1800円の50%高)で初値をつけ、その後2970円まで上げ、前引けは2510円。

 同じくグラッドキューブ<9561>(東証グロース)は買い気配を上げ、午前10時46分に1500円(公開価格960円の56%高)で初値がつき、1578円まで上げて前引けは1301円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は6億9935万株、売買代金は1兆6004億円。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は166銘柄、値下がり銘柄数は1627銘柄。

 また、東証33業種別指数は全33業種が値下がりした。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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