【株式市場】日経平均は129円高、好決算株など買われ一時2万8000円に乗る

◆日経平均は2万7944円55銭(129円07銭高)、TOPIXは1949.23ポイント(0.38ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は5億6644万株

 7月29日(金)前場の東京株式市場は、業績予想の増額修正を行ったアドバンテスト<6857>(東証プライム)が活況高となった一方、米半導体株高、政府支援政策にもかかわらず東京エレク<8035>(東証プライム)は朝方を除いて小高い程度にとどまり、自動車株も高安混在など、好業績株を軸に個別物色の展開になった。日経平均は99円高で始まったあと148円01銭高(2万8001円80銭)まで上げ、その後38円高の2万7853円9銭高までダレ模様となったが、前引けは上げ幅100円台で堅調だった。

 ホシデン<6804>(東証プライム)やペガサスミシン製造<6262>(東証プライム)、六甲バター<2266>(東証プライム)が業績予想の増額修正など好感されて活況高。建設技術研究所<9621>(東証プライム)は業績上振れ期待などで高値を更新。ウエストホールディングス<1407>(東証スタンダード)は米議会で再生可能エネ推進に関する合意と伝えられたことなどで出直り拡大。そーせいグループ<4565>(東証グロース)は英社と臨床試験契約などへの期待拡大とされ一段高。

 新規上場のエアークローゼット<9557>(東証グロース)は午前9時25分に910円(公開価格800円の14%高)で初値をつけ、その後一段と上げ本日のストップ高の1060円で前引けとなった。

 東証プライム市場の出来高概算は5億6644万株、売買代金は1兆4500億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は740銘柄、値下がり銘柄数は1026銘柄。

 また、東証33業種別指数は20業種が値上がりし、サービス、鉱業、石油石炭、小売り、不動産、証券商品先物、機械、空運、パルプ紙、海運、陸運、建設、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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