石油資源開発は高値に迫る、「ロシア、上限価格設定国に原油輸出しない」と伝えられ買い材料視

石油コンビナート

■ただENEOSや出光興産は小動きで影響は限定的の見方も

 石油資源開発<1662>(東証プライム)な12月5日、反発基調となり、4255円(100円高)まで上げた後も堅調に推移し、11月30日につけた2015年以来の高値4345円に向けて出直っている。G7(7ヵ国)とEU(欧州連合)がロシア産原油の購入に上限価格を設定したことに対し、「ロシア、上限価格設定国に原油輸出しない=副首相」(ロイターニュース12月5日7:23)などと伝えられ、原油高の可能性が再燃。日本国内でも原油産出を行う同社などに注目が集まった。

 報道によると、「ロシアのノバク副首相は4日、主要7カ国(G7)が5日に発動するロシア産原油の上限価格について、導入する国には原油を輸出しない方針を示し、減産も辞さない立場を強調した」という。ただ、5日の東京株式市場では、ENEOSホールディングス<5020>(東証プライム)や出光興産<5019>(東証プライム)などは目立った値動きを見せておらず、影響は限定的との見方もある。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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