【株式市場】TOPIXは小安いが日経平均は30円高、材料株のほか鉄鋼、機械など高い

◆日経平均は2万7808円74銭(30円84銭高)、TOPIXは1944.21ポイント(9.77ポイント安)、出来高概算(東証プライム)5億4217万株

 12月5日(月)前場の東京株式市場は、前週末の米国ではASDAQ指数や半導体株指数が下げたものの、東京エレク<8035>(東証プライム)は始値を除いて堅調に推移するなど、半導体株に高い銘柄が見受けられ、日本製鉄<5401>(東証プライム)やファナック<6954>(東証プライム)などもしっかりとなった。中国のコロナ規制一部緩和を受け資生堂<4911>(東証プライム)なども高い。TOPIX(東証株価指数)は小安いまま推移したが、日経平均は24円安で始まったあと持ち直し、76円21銭高(2万7854円11銭)まで上げて前引けも堅調となった。

 エーザイ<4523>(東証プライム)がアルツハイマー薬への期待再燃となって反発幅拡大。ジャストシステム<4686>(東証プライム)は日本語入力ソフトの新製品好調とされて急反発。プロルート丸光<8256>(東証スタンダード)は取り扱い商品が藤田ニコルさんのSNSで取り上げられ高人気とされ急伸。ジェイ・エスコムホールディングス<3779>(東証スタンダード)は業務提携など好感され買い気配のままストップ高。イー・ロジット<9327>(東証スタンダード)はイケアが受け取り拠点を3倍に拡充との報道などで一時急伸しストップ高。ウェッジホールディングス<2388>(東証グロース)は海外での訴訟案件に動きがあるのではといった憶測が言われ再び一段高。

 東証プライム市場の出来高概算は5億4217万株、売買代金は1兆3439億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は462銘柄、値下がり銘柄数は1302銘柄。

 また、東証33業種別指数は6業種が値上がりし、鉄鋼、鉱業、空運、小売り、繊維製品、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  2. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  3. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  4. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…
  5. ■全市場のわずか1.4%、希少な高配当利回り銘柄が浮上  株式市場では、高配当利回りを持つ10月決…
  6. ■「高市祭り」への期待と警戒交錯、資金は安定配当株へシフト  10月終盤相場は、「高市祭り」か「高…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る