【株式市場】日経平均は一時270円安、ロシア大統領の「核」言及など影響、食料品、医薬品など高い

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7480円49銭(205円91銭安)、TOPIXは1935.61ポイント(12.70ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億3376万株、

 12月8日(木)前場の東京株式市場は、ロシア大統領が「核」に言及したと伝えられ、米S&P500種の5日続落、為替の円高などを受け、東証33業種別指数のうち値上がりした指数は4業種(食料品、医薬品、卸売り、海運)にとどまり、日経平均は取引開始後15分ほどで下げ幅を200円台に拡げた。中で、ヤクルト本社<2267>(東証プライム)は高単価製品の好調や業績上ブレ期待などで上げ、良品計画<7453>(東証プライム)は季節商品好調の見方などで活況高。日経平均は午前11時頃の270円74銭安(2万7415円66銭)を下値に前引けは幾分持ち直した。

 アイル<3854>(東証プライム)が第1四半期決算の大幅増益など好感されて急伸高値。オルガノ<6368>(東証プライム)は半導体工場の増設や原発政策による業績一段拡大期待などで高値に接近。林兼産業<2286>(東証スタンダード)は特許広報に糖尿病関連の記載とされて一時ストップ高。アイ・パートナーズフィナンシャル<7345>(東証グロース)はグループ企業がオリックス銀行の業務委託開始など材料視され2日連続ストップ高。アビックス<7836>(東証スタンダード)は「受験生にしか見えないサイネージ広告」の演出元ではないかとされて急伸。

 東証プライム市場の出来高概算は5億3376万株、売買代金は1兆3109億円。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は385銘柄、値下がり銘柄数は1383銘柄。

 また、東証33業種別指数は4業種の値上がりにとどまり、食料品、医薬品、卸売り、海運、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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