【株式市場】日経平均は112円高、反発、後場は半導体株が持ち直し薬品、倉庫株などもしっかり

◆日経平均は2万7954円85銭(112円52銭高)、TOPIXは1965.68ポイント(8.35ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は9億6868万株

 12月13日(火)後場の東京株式市場は、前引けにかけて軟化した東京エレク<8035>(東証プライム)が徐々に値を戻して小高くなるなど、値がさ半導体株が強含む展開となり、武田薬<4502>(東証プライム)やアステラス薬<4503>(東証プライム)は一段ジリ高など薬品株も強い。商船三井<9104>(東証プライム)などもジリ高。日経平均は76円高で始まり、14時にかけて上げ幅を100円台に拡大。その後は一進一退となったが上げ幅を保ち、前日比では反発となった。

 後場は、新型コロナ治療薬の政府向け追加受注が伝えられた塩野義製薬<4507>(東証プライム)が13時前から動意を強めて一段高。来年春夏品の値上げ観測が伝えられたファーストリテイリング<9983>(東証プライム)も一段と強含み、製造受託しているマツオカコーポレーション<3611>(東証プライム)も一段高。日新製糖<2117>(東証プライム)は経営統合の記念配など好感されて一段と上げ2日連続大幅高。アビックス<7836>(東証スタンダード)はサッカースタジアム向けサイネージの大型案件が控えるとの期待材料など衰えず一段高となり大幅反発。神島化学工業<4026>(東証スタンダード)は中間決算発表など材料視され一段高。11月25日上場のtripla<2136>(東証グロース)は多言語AIチャットボットサービスでクレジットカード決済が可能になったことなどで一段と出直り高値に接近。キャンバス<4575>(東証グロース)は引き続き膵臓疾患向け新薬開発に期待強いようで一段と上げ高値更新。

 13日新規上場のproperty technologies(プロパティ・テクノロジーズ)<5527>(東証グロース)は、午前10時過ぎに3980円(公開価格2950円の35%高)で初値がつき、高値は前場の4090円(同39%高)。後場はダレ模様となり大引けは3670円となった。

 東証プライム市場の出来高概算は9億6868万株(前引けは4億7996万株)、売買代金は2兆4261億円(同1兆2629億円)。プライム上場1836銘柄のうち、値上がり銘柄数は1075(前引けは1301)銘柄、値下がり銘柄数は658(同438)銘柄。

 また、東証33業種別指数は28業種(前引けは31業種)が値上がりし、値上がり率上位は、海運、医薬品、倉庫運輸、保険、空運、その他金融、鉄鋼、鉱業、機械、食料品、金属製品、石油石炭、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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