【株式市場】日経平均は393円高、3日続伸し12月19日以来の2万7000円台、後場は年初から快調だった鉄鋼、海運が一服

株式市場 証券取引所

◆日経平均は2万7299円19銭(393円15銭高)、TOPIXは1972.92ポイント(27.54ポイント高)、出来高概算(東証プライム)は11億1923万株

 1月24日(火)後場の東京株式市場は、年初から安かった日が3日だけと連騰してきた日本製鉄<5401>(東証プライム)が取引開始後に一気に値を消して軟調転換し、同じく4日だけだった日本郵船<9101>(東証プライム)も13時前には軟調に転換、年初からのリード役に利食いの雰囲気が漂い、前場活況高のレーザーテック<6920>(東証プライム)なども高値もみ合いに転じた。一方、三井不<8801>(東証プライム)やみずほFG<8411>(東証プライム)は一段ジリ高となった。日経平均は465円高で始まり、13時前の474円96銭高(2万7381円ちょうど)を上値に一進一退となり、大引けは伸び悩んだが大きく上げたまま3日続伸。終値での2万7000円台は2022年12月19日以来となった。

 後場は、メルコホールディングス<6676>(東証プライム)が一段高となり子会社シマダヤ株式の上場準備と現物配当による交付など好感。マーキュリアホールディングス<7347>(東証プライム)は12月決算と今期予想への期待再燃とされ再び急伸。ナカボーテック<1787>(東証スタンダード)は業績・配当予想の増額修正が好感され大引けまで買い気配のままストップ高で推移。パシフィックネット<3021>(東証スタンダード)はWindows8.1の延長サポートの2023年1月10日終了など材料視され一段と出直り拡大。

 東証プライム市場の出来高概算は11億1923万株(前引けは5億4614万株)、売買代金は2兆8345億円(同1兆4243億円)。プライム上場1837銘柄のうち、値上がり銘柄数は1468(前引けは1490)銘柄、値下がり銘柄数は312(同287)銘柄。

 東証33業種別指数は31業種(前引けは全33業種)が値上がりし、値下がりは鉄鋼、海運。一方、値上がり率上位は、機械、精密機器、金属製品、銀行、保険、情報通信、電気機器、卸売り、ゴム製品、ガラス土石、輸送用機器、サービス、非鉄金属、石油石炭、食糧品、などとなった。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■歯周病の進行抑制に向け、老廃物除去と免疫調整の2軸で研究  ライオン<4912>(東証プライム)…
  2. ■バリア性能と印刷適性を両立、2030年までに10億円売上目指す  大日本印刷<7912>(東証プ…
  3. ■胃がん・大腸がん対策で「Train the Trainerプログラム」を展開  オリンパス<77…
2025年9月
1234567
891011121314
15161718192021
22232425262728
2930  

ピックアップ記事

  1. ■金先物相場を背景に産金株が収益拡大の余地を示す  東京市場では金価格の上昇を背景に産金株が年初来…
  2. ■大統領の交渉術が金融市場を左右し投資家心理に波及  米国のトランプ大統領は、ギリシャ神話に登場す…
  3. ■価格改定効果に加え9月以降の値上げで業績上乗せが期待される銘柄  今週の当コラムは、9月に価格改…
  4. ■9月1日に値上げラッシュの食品株は日銀バトルで小緩んでも株高持続性  まさに「パウエル・プット」…
  5. ■メガバンク株は業績修正や自己株取得が焦点、再編思惑も視野  銀行株やコメ関連株は盆休み明けの注目…
  6. ■日経平均史上最高値更新、夏枯れ懸念を払拭  前週末15日のマーケットは、お盆を象徴するかのように…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る