オーナンバは業績、配当予想の大幅な増額など好感されストップ高、12月期末配当は6円増の14円に

■グローバル体制強化など奏功し営業利益は従来予想を42%上回る見込みに

 オーナンバ<5816>(東証スタンダード)は12月19日、ストップ高の786円(100円高)で始値をつけ、そのまま買い気配を続けて一気に年初来の高値を更新している。16日の15時に2022年12月期の連結業績予想、配当予想の大幅な増額修正を発表し、買い集中となった。12月期末配当は7月に公表した従来予想を1株につき6円上回る14円の見込み(前期実績比でも6円の増配)に見直し、年間では22円の予定(前期比8円の増配)とした。

 今12月期の連結売上高は従来予想を8.9%上回る430億円の見込み(前期比16.4%増)とし、営業利益は同41.9%上回る22億円の見込み(同58.9%増)に、親会社株主に帰属する当期純利益は同28.6%上回る18億円の見込み(同39.3%増)に見直した。中国でのロックダウンの影響などはあったが、グローバルでの生産体制及び供給体制の強化を図ったことに加え、サプライチェーンの改善が想定以上に進んだ結果、ワイヤーハーネス部門を中心に売上高が増加し、円安による為替影響も寄与。売上高の増加に加え、積極的な原価低減活動及び販管費の抑制、製品価格の改定に取り組んだ。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■国際特許分類や元素リストを用いて多様な解決策を自動生成  AGC<5201>(東証プライム)は1…
  2. ■Newton・GR00T・Cosmosを軸にロボット研究を高速化  NVIDIA(NASDAQ:…
  3. ■700億パラメータ規模の自社LLMを金融仕様に強化、オンプレ環境で利用可能  リコー<7752>…
2025年11月
 12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930

ピックアップ記事

  1. ■鶏卵高騰・クマ被害・米政策転換、市場が注視する「3素材」  2025年11月、師走相場入りを前に…
  2. ■AI株からバリュー株へ資金移動、巨大テックの勢い一服  「AIの次はバリュー株」と合唱が起こって…
  3. ■日銀トレード再び、不動産株に眠る超割安銘柄  今週の投資コラムは、政策金利据え置きの投資セオリー…
  4. ■日銀据え置きでも冴えぬ不動産株、銀行株が主役に  株価の初期反応が何とも物足りない。10月30日…
  5. ■造船業再生へ3500億円投資要望、経済安全保障の要に  日本造船業界は、海上輸送が日本の貿易の9…
  6. ■高市政権が描く成長戦略、戦略投資テーマ株に資金集中  「連立政権トレード」は、早くも第2ラウンド…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る