サイフューズが上場来安値からストップ高、日精工と連携の報道に急反応

■12月1日上場、バイオ3Dプリンティング技術で先行

 サイフューズ<4892>(東証グロース)は12月23日、次第に急伸商状となり、午前10時30分過ぎに一時ストップ高の1548円(300円高)まで上げて6日ぶりの反発となっている。日刊工業新聞電子版が同日付で、「日精工は医療ベンチャーのサイフューズと連携し、再生医療分野に参入する」と伝え、がぜん買い材料視された。日本精工<6471>(東証プライム)は軟調に推移。

 サイフューズはバイオ3Dプリンティング技術をもとに「3D細胞製品」の実用化などを行う。2022年12月1日に新規上場となり、初値は1720円(公開価格1620円の6.2%高)、高値は12月5日の2648円。その後は続落模様に転じ、昨22日に1230円の安値をつけていた。

 業績見通し(2022年12月期・個別、会社発表)は、売上高367百万円(前期比48.2%減)、営業損失500百万円(前期は営業利益70百万円)、経常損失476百万円(前期は経常利益144百万円)、当期純損失518百万円(前期は当期純利益142百万円)。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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