【株式市場】日経平均は341円安、NY株安など受け約3ヵ月ぶりに2万6000円を割り込む

◆日経平均は2万5998円76銭(341円74銭安)、TOPIXは1889.52ポイント(19.50ポイント安)、出来高概算(東証プライム)は5億478万株

 12月29日(木)前場の東京株式市場は、NYダウ365ドル安などを受けて半導体関連株や自動車株などが安く始まり、鉄鋼、海運株も軟調。ここ強かった保険、銀行株も軟調に推移した。一方、三井不<8801>(東証プライム)などの不動産株は大手証券による投資判断などを受けてしっかり。富士通<6702>(東証プライム)は業績再拡大期待などで高い。日経平均は265円安で始まり、何度か2万6000円を割りながら午前11時にかけて386円58銭安(2万5953円92銭)まで下押し、前引けも約3ヵ月ぶりに2万6000円を割り込んだ。

 マルマエ<6264>(東証プライム)が四半期決算の2ケタ増収増益や高進ちょく率など好感されて急伸し値上がり率1位。コーエーテクモホールディングス<3635>(東証プライム)も急伸し中国のゲーム監督署が輸入オンラインゲーム45タイトルを認可と伝えられ買い先行。グラファイトデザイン<7847>(東証スタンダード)は特別配当が好感されストップ高。アミタホールディングス<2195>(東証グロース)もストップ高となり水産認証サービスを提供する海洋管理協議会の規格が国際的な認証を得たとの発表など買い材料視。

 新規上場のスマサポ<9342>(東証グロース)は、買い気配のまま初値がつかず、前引けは1360円(公開価格800円の70%高)で買い気配。

 東証プライム市場の出来高概算は5億478万株、売買代金は1兆1385億円。プライム上場1838銘柄のうち、値上がり銘柄数は457銘柄、値下がり銘柄数は1292銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種の値上がりにとどまり、不動産、電力ガス、が高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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