【注目のリリース】SFPダイニングの第3四半期は出店など積極化し43%営業増益

銘柄

■「磯丸水産」に加え「鳥良」も当初計画を上回るペース

海鮮居酒屋「磯丸水産」などを展開するSFPダイニング<3198>(東2)が6日の取引終了後に発表した2015年9月期・第3四半期決算(14年10月~15年6月、非連結)は、「鳥良」事業部門、「きづなすし」などのその他の部門も好調に推移し、売上高は前年同期比44.4%増加して208億7200万円となった。「磯丸水産」の出店は、第3四半期累計期間の出店計画数34店舗に対して39店舗(「鳥良」からの業態転換1店舗含む)を出店した結果107店舗に達し、この結果、営業利益は同43.0%増の20億3700万円、純利益は同51.7%増の12億6300万円となった。

「鳥良」事業部門では、第3四半期累計期間の出店計画はなかったが、1店舗を「磯丸水産」に業態転換し「鳥良商店」1店舗を新規出店し、第3四半期会計期間末現在の店舗数は36店舗に拡大。これらを合計した総店舗数は153店舗となった。

9月通期に向けては、全業態の出店予定数を42店舗で着地する見込みとしている。「磯丸水産」は前期末の68店舗から今期の当初計画の108店舗を上回る大幅な増加になりそうだ。

通期の業績予想は据え置き、売上高は前期比42.5%増の286億3000万円、営業利益は同44.5%増の28億6000万円、純利益は同65.5%増の19億5000万円、1株利益は73円20銭。出店加速にともなう人員の確保なども注目されるが、第3四半期までのペースからは十分に達成可能と思われる。

関連記事


手軽に読めるアナリストレポート
手軽に読めるアナリストレポート

最新記事

カテゴリー別記事情報

ピックアップ記事

  1. ■9割超が対策を実施も、「WBGT」の認知は依然として低調  帝国データバンクの調査により、「熱中…
  2. ■「変身と成長」掲げ1300億円の積極投資、収益構造の転換図る  吉野家ホールディングス<9861…
  3. ■人手不足を補いながら顧客満足度の向上に貢献  シャープ<6753>(東証プライム)は5月20日、…
2025年6月
 1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
30  

ピックアップ記事

  1. ■選挙関連の「新三羽烏」の株価動向をウオッチ  足元では野党が石破内閣への内閣不信認決議案提出を見…
  2. どう見るこの相場
    ■米、イラン核施設を電撃空爆、緊張激化へ  「2週間以内」と言っていたのが、わずか「2日」である。…
  3. ■イスラエル・イラン衝突でリスク回避売りが優勢に  イスラエルのイラン攻撃を受け、13日の日経平均…
  4. ■ホルムズ海峡封鎖なら「油の一滴は血の一滴」、日本経済は瀬戸際へ  コメ価格が高騰する「食料安全保…
  5. ■トランプリスク回避へ、大谷・藤井・大の里株が浮上  『おーいお茶』を展開する伊藤園<2593>は…
  6. ■昭和の象徴、長嶋茂雄さん死去  またまた「昭和は遠くなりにけり」である。プロ野球のスパースター選…

アーカイブ

「日本インタビュ新聞社」が提供する株式投資情報は投資の勧誘を目的としたものではなく、投資の参考となる情報の提供を目的としたものです。投資に関する最終的な決定はご自身の判断でなさいますようお願いいたします。
また、当社が提供する情報の正確性については万全を期しておりますが、その内容を保証するものではありません。また、予告なく削除・変更する場合があります。これらの情報に基づいて被ったいかなる損害についても、一切責任を負いかねます。
ページ上部へ戻る