【銘柄診断】ランディックスは3Q決算発表を先取りして割安株買いが拡大し続伸

銘柄診断

 ランディックス<2981>(東証グロース)は、前日19日に41円高の2403円と続伸して引け、取引時間中には2420円まで買われて今年1月16日につけた年初来高値2410円を上抜くとともに、昨年12月21日に売られた直近安値2200円からの底上げ幅を拡大させた。同社は、今年2月13日に今2023年3月期第3四半期(2022年4月~12月期、3Q)決算の発表を予定しており、すでに開示した今期第2四半期(2022年4月~9月期、2Q)累計業績が、期初予想の通期業績に対して高利益進捗率を示したことを見直し、前期と同様に3Q決算発表時に通期業績の上方修正の可能性もあるとして割安株買いが増勢となった。投資採算的にも連続の過去最高業績でPERが、7.0倍と東証グロース市場の低PERランキングで第12位、連続増配で年間配当利回り2.7%も、同じく高配当利回りランキングで第17位にそれぞれランクされていることも買い手掛かりとなっている。

■2Q利益は通期予想対比で73%と高進捗し年間配当は連続増配

 同社の今3月期2Q累計業績は、売り上げ75億7900万円(前年同期比46.8%増)、営業利益11億3500万円(同12.9%増)、経常利益10億9700万円(同11.2%増)、純利益7億1700万円(同11.1%増)と2ケタの増収増益で着地した。東京都城南エリアを中心に富裕層向けの注文住宅のマッチングサイト「sumuzu Matching」の運営や賃貸事業を展開しており、すでに昨年7月末段階で2物件の一棟収益用不動産の販売契約を締結し、今期予定の合計6件の収益用物件の販売が確定し、sumuzu事業の不動産販売件数、仲介件数が好調に推移したことが要因となった。2Q好決算から今期配当は、期初予想の60円から65円(前期実績55円)に引き上げ連続増配を予定している。

 今3月期通期業績は、期初予想通りに売り上げ150億円(前期比34.8%増)、営業利益15億5000万円(同5.3%増)、経常利益15億円(同5.7%増)、純利益9億7000万円(同3.5%増)と見込み、純利益は連続して過去最高を更新する。ただ2Q累計業績は、3月通期予想業績に対して73%超の利益進捗率と目安の50%を上回っており、3Q決算発表時の上ぶれ修正期待を高めている。なお日本銀行が、12月20日の金融政策決定会合で長期金利の変動許容幅を拡大変更し不動産株全体への業績懸念を強めたが、同社の借入金は、短期借入金が86%を占め主力商品の在庫期間も約4カ月となっており、長期金利上昇の影響は受けないとしている。

■PER7倍、配当利回り2.7%の修正で昨年1月高値2947円を目指す

 株価は、昨年6月の昨年来安値1915円から下げ過ぎ修正に収益用物件の販売契約や今期2Qの好決算、増配などの好材料評価が加わって2600円台まで水準を上げる場面が続いたが、昨年12月の日銀の金融政策変更で2200円へ下ぶれ、リバウンド途上にある。PERは7.0倍、年間配当利回りは2.7%と割安であり、昨年12月高値2634円を通過点に昨年1月高値2947円を目指そう。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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