【株式市場】SQを控えて人民元の影響あり日経平均は一時417円安

株式市場 銘柄

◆日経平均の終値は2万392円77銭(327円98銭安)、TOPIXは1665.75ポイント(21.85ポイント安)、出来高概算(東証1部)は25億3969万株

チャート14 12日後場の東京株式市場は、中国の人民元が11日の2%近い切り下げに続き12日も基準値が1.6%引き下げとなったため、中国市場で活躍している銘柄や訪日観光客の関連銘柄の下げが目立ったほか、中国景気に敏感な新日本鐵住金<5401>(東1)なども一段ジリ安となった。

 日経平均は14時にかけて一時417円73銭安(2万303円02銭)まで下落し、13日の第2金曜日がミニ先物とオプションの清算値(SQ)算出日のため、裁定取引を解消する売り注文などの影響が少なくなかったようだ。

 中で、半面、四半期決算が好調だったダイセキ環境ソリューション<1712>(東1)日本電子<6951>(東1)福田組<1899>(東1)が東証1部の値上がり率ベスト3を占め、朝日インテック<7747>(東2)ディア・ライフ<3245>(東マ)なども高い。アイセイ薬局<3170>(JQS)はストップ高。

 東証1部の出来高概算は25億3969万株(前引けは12億8864万株)、売買代金は増加して3兆373億円(同1兆4841億円)。1部上場1889銘柄のうち、値上がり銘柄数は289(同407)銘柄、値下がり銘柄数は1533(同1362)銘柄。

 また、東証33業種別指数は2業種(前引けは6業種)が値上がりし、値上がりした業種は、電力・ガス、情報・通信、のみだった。

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