大阪チタニウムテクノロジーズは8日ぶりに反発、太陽誘電のチタン酸バリ製造開始などから連想及び自律反発狙いの見方

■第2四半期累計期間は為替差益、第3四半期は為替差損

 大阪チタニウムテクノロジーズ<5726>(東証プライム)は3月2日、8日ぶりの反発基調となり、午前10時にかけては7%高の2092円(130円高)まで上げて久々に出直っている。「太陽誘電は1日、八幡原工場(群馬県高崎市)で新材料棟の竣工式を開き、積層セラミックコンデンサー(MLCC)の原材料であるチタン酸バリウムを製造する」(3月1日夕方の日経速報ニュース)と伝えられ、連想が波及したと見られている。1日まで7日続落とあって、自律反発が発生しても不自然ではない頃合いとの見方もある。

 同社は2月7日に為替差損などによる通期連結業績予想の修正を発表し、2023年3月期・第2四半期累計期間では為替差益806百万円を計上したが、急激な為替相場の変動により、第3四半期会計期間においては為替差損834百万円を計上したと開示。業績見通しに不透明感を感じる向きもあるようだ。(HC)情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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