【株式市場】日経平均は160円高、半導体株に加え低PBR株や材料株も上げ今年の高値を連日更新

◆日経平均は2万8604円56銭(160円37銭高)、TOPIXは2070.43ポイント(19.22ポイント高)、出来高概算(東証プライム)はやや増加し6億1142万株

 3月9日(木)前場の東京株式市場は、米NASDAQの3日ぶり反発や半導体株指数SOXの2%を超える値上がりなどを受け、信越化学<4063>(東証プライム)などが反発して始まり、日本製鉄<5401>(東証プライム)などの鉄鋼株や日本郵船<9101>(東証プライム)などの海運株はロシア・ウクライナの今夏停戦の観測も言われて次第高。美津濃<8022>(東証プライム)は世界野球WBC『侍ジャパン』人気に乗り6日続伸。東京海上HD<8766>(東証プライム)など保険・銀行株も高い。日経平均は取引開始直後に290円60銭高(2万8734円79銭)まで上げ、今年に入っての高値を連日更新。その後は上げ幅を200円前後に縮めたが、前引けまで堅調に推移した。

 トレジャー・ファクトリー<3093>(東証プライム)が月次動向など好感されて活況高となり最高値に接近。ピアラ<7044>(東証プライム)は新たな投資案件の発表など好感され急伸。光・彩<7878>(東証スタンダード)は業績回復予想など背景に資金集団が注力とかで連日ストップ高。エーアイ<4388>(東証グロース)は臨時の制限値幅拡大を受けて一段高の連日ストップ高。

 東証プライム市場の出来高概算はやや増加し6億1142万株、売買代金は1兆4746億円。プライム上場1835銘柄のうち、値上がり銘柄数は1427銘柄、値下がり銘柄数は334銘柄。

 東証33業種別指数は鉱業を除く32業種が値上がりし、保険、鉄鋼、パルプ紙、銀行、金属製品、建設、電力ガス、不動産、精密機器、食料品、小売り、などが高い。(HC)(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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